初心者へのガイド

「超」初心者用ガイド

まずは、超初心者用として、 Unix 初心者ガイド (pdf) を置いておこう. ざっと目を通すだけでも、Unix の基本を知るのにだいぶ助けになるのではないだろうか.

自宅から阪大教育計算機へ繋ごう

top ページにもリンクが書いてあるが、阪大生は阪大教育用計算機に直接、外部ネットワークからつなぐことが出来る(もちろん自宅からも!). BYOD(持ち込みパソコン)の利用方法 (pdfファイル) に書いてある通りに 5分ほど作業すれば自宅の Windows や Mac から繋がるようになるので、やっておいたほうが良い.

阪大教育用計算機への接続は、一回 90分

繋いでみると表示が出るのでわかるが、この接続では通常は有効接続時間は 90分である. ぼーっとしていて有効期限切れにならないよう気をつけよう.

自宅から繋がるようになれば、なにかと時間の節約にもなるだろう. ちなみに、実際に接続してみた画面が以下のものである. BYOD-sample

cygwin を使おう for Windows ユーザ

多数の Unix コマンドやアプリケーションを windows 上で動かせるようにした環境として、 cygwin というものがある. これは、 Red Hat 社によって提供されているフリーソフトウェア であり、無料で使うことが出来る. Windows との親和性は高く、使い勝手は良いのでぜひインストールして利用するのをおすすめしたい. 下の画面は cygwin を起動して、ls -lga コマンドを打ってみた様子である.

cygwin terminal sample

  • インストールの方法
    cygwin にアクセスし、 setup-x86.exe (32bit 版)か setup-x86_64.exe (64bit 版) のいずれか好きな方を選んでダウンロードし、それを起動すれば良い. 後は適当にメッセージに従えばインストールできる. 途中、インストールするアプリケーションの選択画面が出るが、よくわからなければそのまま OK でも良い. インストールするアプリケーションはあとから追加も削除も自由にできるので、必要になった/不要になった 時に適宜追加/削除すれば良い. なお、32 bit と 64 bit とのいずれが良いかであるが、Windows に合わせておけば良いだろう.

  • 利用の仕方
    インストールが終了すると、とりあえず mintty と呼ばれる文字端末エミュレータへのリンクが用意されるので、しばらくはそれを使うと良いだろう. その使い勝手にあまり満足出来ない人は、 Teraterm と呼ばれる windows のアプリケーションをインストールすると、このアプリケーションがcygwin に対応した文字端末を持っている(cyglaunch, cygterm)ので、それを用いると幸せになれるだろう.

VMware を使おう for Windows ユーザ

VMware とは、VMware 社が開発・販売・提供している、OS上に仮想マシンを作成したり実行したりできるソフトウェアである. 要するに、OS の中に仮想的なコンピュータ(ハードウェア)を創りだして、その上で違う OS を走らせることが出来るのである. これを利用して、Windows OS の中で好きな Unix を走らせればよいのである.

VMware が提供しているソフトウェアには何種類かあるが、普通のユーザが使うのは主に VMware Workstation Player (個人ユーザが非商用で使うなら無償) になるだろう.

  • VMware インストールの方法
    VMware Workstation Player 自体のインストールは簡単で、上に示した web からインストーラをダウンロードして起動するだけである.

  • VMware の上に Unix を用意する
    VMware Workstation player 上へ Unix をどう用意するかであるが、仮想とはいえ 1台の PC 相当であるので、普通に自分でインストールしても良い. その手間が面倒だという人は、既に作られたイメージをダウンロードして使っても良い. VMware 用のイメージ(vmdkファイル)は、一般的なものは OSboxes などで入手できる. 例えば、 Cent OS イメージ では、阪大教育計算機環境で採用している Cent OS のイメージがダウンロードできる.
        他にも、各 Unix 系ソフトウェア開発元自身などでもこうしたイメージを配布していることが多い. 例えば、FreeBSD ならば FreeBSD Virtual Machine images で各バージョンの仮想環境イメージを公開している.