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■ gnu pascal install ■
(1998/10/21) GNU Pascal 2.0->2.1 (19980830version) on Sparc
gnu pascal 2.0->2.1 (19980830version) on SunOS 5.6

個人用ディレクトリに GPC をインストールしたときの記録。

■ SOURCE
GNU Pascal 2.0->2.1 (19980830version) (以降 gpc2x と略記) は GCC 2.8.1 (他のバージョンでは駄目)のソースを用意しないとコンパイルできない。 ■ GCC & GPC
実は全て一度にコンパイルできるのだが、いかんせん不安なのでいろいろ繰り返してしまった。 とりあえず、gcc & gpc を展開する。 すると、普通は別のディレクトリに展開されるので、gpc/p というディレクトリをそのまま gcc-2.8.1 の下へ copy or mv する。

            > gtar zxvf gcc-2_8_1_tar.gz
            > gtar zxvf gpc-19980830.tar.gz
            > cd gpc
            > mv p ../gcc-2.8.1
            
で、p/INSTALL によると、これであとは compiler suite の一部として認識される(c++ などと同じ扱い)ということである。 しかし、これまでコンパイルに失敗してきた多々の経験から、一応ミニマムコンパイルをしてチェックする。

G-PATH=/home/person/GNU にインストールする として、まずは configure して、pascal のみコンパイルしてみる。
            > cd ../gcc-2.8.1
            > ./configure --prefix=G-PATH
            > gmake LANGUAGES=pascal
            
configure の途中で「パッチを当てるか?」と聞かれるので、Enter を押してパッチを当ててもらうことを除けば大丈夫なはず。 ここで gmake を使わないと make の途中でこけるので、gmake は必須。

で、コンパイルできていることを確認したら、gcc ともどもコンパイル。
            > gmake LANGUAGES=c
            > gmake stage1 
            > gmake CC="stage1/xgcc -Bstage1/" CFLAGS="-g -O2" LANGUAGES="c proto"
            > gmake stage2
            > gmake CC="stage2/xgcc -Bstage2/" CFLAGS="-g -O2" LANGUAGES="c proto pascal"
            
かなり無駄なことをやっているが、まあ確認したいわけですな、きちんと動くことを。 ですから気持ちの問題です、この辺は。 ちなみに、最初の gmake LANGUAGES=c は何も起こらないのが正しい。 ここで何か起きるようだとかえって問題。

で、あとはインストール。 この時、最初の install でなぜか pascal.install-info で落ちるので、Makefile から削ってしまう。 どうせコピーしてるだけだし。 もちろん手作業を忘れずに。
            > gmake install CC="stage2/xgcc -Bstage2/" CFLAGS="-g -O2" LANGUAGES="c proto pascal"
            > cp p/doc/*.info* G-PATH/info
            > gmake install-libgcc CC="stage2/xgcc -Bstage2/" CFLAGS="-g -O2" LANGUAGES="c proto pascal"
            > gmake install-headers CC="stage2/xgcc -Bstage2/" CFLAGS="-g -O2" LANGUAGES="c proto pascal"
            > gmake install-collect2 CC="stage2/xgcc -Bstage2/" CFLAGS="-g -O2" LANGUAGES="c proto pascal"
            
めんどうかもしれんが、CC, CFLAGS, LANGUAGES のオプションはコンパイル時と変えないこと。INSTALL にもそう書いてあるし。
最後の collect2 は Sparc で gpc20 を用いる際には必須だったので、念のために。

■ Environment
PATH に G-PATH/bin を、LD_LIBRARY_PATH に G-PATH/lib を加えておく。

■ 動作確認
rehash後に gpc -v とやってみて、
            Reading specs from G-PATH/lib/gcc-lib/sparc-sun-solaris2.6/2.8.1/specs
            gpc version 19980830, based on gcc-2.8.1
            
という感じで返ってくれば OK。


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