授業資料/第03回 の変更点

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* 授業内容 [#pd160e00]

前回は基本インストールを行ったが,今のままではネットワークの設定すらしていないので,Web 一つ見ることができない.
また,他にも今のままでは不便すぎる.
そこで,いろいろと設定や追加インストールを行おう. この作業も,単に書いてあることを実行するのではなくて,「何がどうなっているのかを把握しようと努める」ことが重要だ.

* FreeBSD での基本設定 [#n3b4f341]

FreeBSD ではいったん基本インストールさえしてしまえば,後はほとんどの作業は

+ スーパーユーザになって(("root" でログインするか,wheel グループに属しているアカウントから "su root" とする))
+ /usr/sbin/sysinstall を起動して  Configure → (希望の項目) → (さらに細かく) と選んでから適切に選択していけばできる

ようになっている.
その練習も兼ねて,以下,ネットワークの基本設定を行おう.

* ネットワークの設定 [#f242101a]

** ネットワークの設定内容 [#nc9fe414]

まず,基本的なことを先に述べておこう.
各々の PC の番号を &ref(./PC-number.png,50%); として,
この計算機室では以下のように設定することにする.

*** 大まかな基本 [#v414e2db]
- IPv6 は使用しない. IPv6 とは,Internet Protocol version 6 のことで,現在主流である IPv4 がネットワークの拡大に伴って手狭になることを見越して作られた新世代の規格である.
- DHCP は使用しない. DHCP とは, Dynamic Host Configuration Protocol のことで,ネットワーク接続に必要なデータをネットワークから自動的にもらってくる規格のことである.
- SSH は外から接続できるようにする(sshd を立ち上げる). SSH とは,きちんと暗号化された方法で文字端末としてネットワーク接続する仕組みだ.

*** 細かい設定 [#c57a20e4]

|  項目 |  設定値 | 説明 | 備考 |h
| Hostname | q&color(red){PCの番号}; | PC の名前 | アルファベットの "q" を番号の前につけるだけ.ただし,一桁の場合は 0 がついているので注意.   例えば,PC の番号が 08 の場合,q08 である. |
| Domain | cl.math.sci.osaka-u.ac.jp | ネットワークのドメイン名.住所みたいなものだ. | この部屋の中にいる限り間違えてもまあ害は少ないが… |
| Gateway | 192.168.125.1 | ネットワーク的に外への出入り口 | |
| Name server | 192.168.125.14 | ネットワーク上の名前と IP との辞書的役割 | |
| IP Address | 192.168.125.&color(red){PC番号+90}; | ネットワーク上のそのマシンの「背番号」 | 例えば PC の番号が 14 ならば 192.168.125.104 となる |
| Netmask | 255.255.255.0 | IP のうち,どこまでがネットワークドメインの分か | |
| Extra option | (空白のままでよい) |||

ちなみに,ネットワークの設定は「御互いの約束ごと」でうまく行く世界なので,一文字間違えるとうまく動かないということもままあるので,これから後の設定には慎重さが必要だ.

** 実際の設定作業 [#k19cdfe8]

*** Sysinstall → Configure: 汎用設定 [#h37bced7]

&ref(./03-01.png);
まず,先に書いたようにスーパーユーザになって sysinstall コマンドを打ち込む. すると,先週も見た画面になるので,
// &ref(../第02回/05.png);
&ref(./03-02.png);
ここで,"Configure" を選択する. 

*** Configue → Networking: ネットワーク設定をしますよ [#y0478263]

すると設定できる様々な項目の選択画面になるので,
&ref(./03-03.png);
"Networking" を選択しよう.

*** Networking → Interface: ネットワークカードの設定をしますよ [#x250d753]

ネットワークに関して何を設定するかの画面になるので,
&ref(./03-05.png);
ここでまず "Interface" を選択する. 
この場合の Interface とは,ネットワークに対しての接触部分,つまり(通常は)ネットワークカード相当のことを意味する((他にも,電話回線での接続なんかもあるので,実はいろいろある)).

*** → Netrwork interface information: 設定するカードの選択 [#h6d4db85]

&ref(../第02回/21.png);
設定する interface を選べという画面なので,それらしい(^-^)のを選ぶ.
それらしいというのは,"Ethernet adapter" とかそういう名前のやつのことで,たいがい一番上にある.

*** IPv6: IPv6 使いますか? [#k3a95c31]

&ref(../第02回/22.png);
"No" を選んでおく. "Yes" を選んでも実害はないが,これ以降のネットワーク関連の設定が「なにかとややこしくなる」ので,IPv6 を使うんだ,というマシン以外では "No" にしておいたほうが良い.

*** DHCP: DHCP 使いますか? [#b13af1ee]

&ref(../第02回/23.png);
これも "No" を選んでおく.
今回はネットワークのデータは自分で設定するので,"Yes" を選んではいけない.

*** Network configuration: ネットワークの設定 [#ic0b59c9]

&ref(../第02回/24.png);
さあ,(世間でいう)ネットワークの設定だ.
上の「細かい設定」で書いておいた情報をもとに設定しよう.

*** Networking → sshd: SSH で外から接続できるようにしますよ [#x250d753]

上の設定が終わると,先の画面
&ref(./03-05.png);
に戻ってくるので,ここで
&ref(./03-06.png);
のように,sshd の左側の [ ] にチェックを入れ, sshd という特殊なソフトが最初から起動するように設定する((ここにチェックを入れると,そう設定してくれる)).

チェックを入れたら,Exit を選んで繰り返していって,sysinstall を終えよう.

*** 再起動: 設定を反映させよう [#j037645e]

ネットワークカードの設定だけなら,実はもう設定が反映されているはずだ. つまり,それだけなら再起動などはしなくてよい.
しかし今回は,マシン起動時に sshd が動くよという設定もしたので,マシンを再起動しておこう.
具体的には,スーパーユーザで

shutdown -r now

とすればよい.

** ネットワーク設定がうまくいったかチェック [#ge3b4123]

(再起動してきたらスーパーユーザでログインして)まずはネットワークカードの諸設定がうまくいったかチェックしよう.

| チェック項目 | 方法 | 備考 |h
| hostname, domain | "uname -n" とコマンド. | 設定した qXX.cl.math.sci.osaka-u.ac.jp となっているか? |
| IP, netmask | "ifconfig -a" とコマンド. | よくみるとなんとなくわかるはず. ifconfig は,network interface の設定を出力するコマンドで,時々便利だ. |
| NameServer | "nslookup www.osaka-u.ac.jp" とコマンドでうって,正しい応答(133.1.8.18)があれば OK. | |
| Gateway | "ping www.osaka-u.ac.jp" とコマンドでうって,「これぐらいの時間で届いた」というメッセージが出れば OK. | |

どこかおかしいようなら,先の作業をやり直そう. 
sshd について変更しないならば,再起動しなくてもよいはずなので,設定を終えたらすぐこのチェックを再びやってみよう.

** sshd がきちんと起動されているか? [#dbd9b1f5]

スーパーユーザで

ps -axuww | grep sshd

としてみよう. 出力の中に

root					701				0.0			0.7			5616		3436		??			Is			12:25AM	0:00.03				/usr/sbin/sshd

という感じで,最後が "/usr/sbin/sshd" となっている行があれば OK だ.

これもうまくいっていないようなら設定をやり直そう. この場合は設定後に再起動が必要だ((本当は /etc/rc.conf を見るだけでよいが)).


* /etc/rc.conf を綺麗に [#qf048c32]

これまでに sysinstall を何回か使っていると,/etc/rc.conf が「汚く」なっていることがある. 具体的には,同じ設定が何回も書かれていたり,矛盾する内容が書かれていたりする.(rc.conf は下の方に書いてある設定が優先されるので見た目で矛盾していても理論的には問題ない)

設定ファイルが汚いままだと人間様が混乱することがあるので,ここらでいったん綺麗にしておこう. 具体的には,スーパーユーザ権限で /etc/rc.conf をエディタで編集する,ということになる.
ただし,今の時点ではエディタといっても emacs などの高級エディタはインストールされていない.

そこで,エディタ vi が使える人は vi を使おう(vi は UNIX の世界では由緒正しい,ほぼいつでも使えるエディタだ).
しかし,vi が使えない人もいるだろうから,そういう人は ee を使えばよい. これはヘルプが画面上に出ていて,マニュアル無し経験無しでもすぐに使える軽量エディタだ.

&ref(./03-11.png);
ee を起動した例. 上側に操作方法を示すヘルプが表示されている.
ちなみに,^ は「Ctrl キーを押しながら」という意味で,例えば Ctrlキーを押しながらn キーを押す(^n ということ)と,next line 機能,即ち,次の行へ行く,ということになる.
また,編集したファイルを保存するとか,ee を終了するなどの目的には,menu すなわち ^[ とするとよい.

* 日本語関係ツールをインストール [#o083e0c6]

日本語にあわせて作られた/調整されたソフトウェアがこまごまとあり,これらを使うと何かと快適である.
このタイミングでインストールしておこう.

** package でのインストール [#c9a65cd2]

Package の扱いの練習を兼ねて,Package でまずはインストールしてみよう(Package とは何かはまた後の授業で説明する).
個々は練習も兼ねてネットワークから持ってきてインストールしてみよう.
一度にアクセスすると多少迷惑をかけることになるが,幸い? 各人の作業進行状況にバラツキがあるのでまあ許容範囲だろう.

&ref(./03-13.png);
sysinstall  → Configure → Packages → FTP として,
&ref(./03-14.png);
Japan のいずれかの ftp サイトを選択する. 選択基準は,前回の授業の最初の方で述べているのでそこを参照しよう.

&ref(./03-16.png);
の画面になったら, 日本語関係のソフトが集められているカテゴリである
&ref(./03-17.png);
Japanese を選ぶ.

&ref(./03-18.png);
の中から,とりあえず次のものを選ぼう((安全を期すため,かなり古めのもので固めてある. 詳しい人は新しめのものにチャレンジしてもよい.)).

- ja-FreeWnn-server (日本語変換サーバ機能)
- ja-ipa-ttfonts (綺麗な日本語フォント)
- ja-kinput2-canna+freewnn (日本語変換機能を X window system で使う)
- ja-kterm (日本語が使えるターミナル)
- ja-less (日本語が使える less)
- ja-man (日本語マニュアルコマンド)
- ja-man-doc (日本語マニュアル)
- ja-nkf (漢字コード変換コマンド)

あとはメッセージに沿うだけで,ネットワークから既にコンパイル済みのファイルを持ってきてくれる.
インストールが終わったら,コマンド検索パスをリフレッシュするために
  rehash
とコマンドをうっておこう.

これで日本語マニュアルなどが使えるようになっているはずだ.

** 設定 : OS に日本語変換機能を付け加える(jserver) [#t7959662]

今 日本語変換サーバソフトである FreeWnn をインストールしたので,それが有効になるように
/etc/rc.conf に 

  wnn_enable="YES"

という一行を加え,再起動しておこう.

** ports でのインストール [#rddfa21a]

Ports の扱いにも慣れておくことを目的として,Ports を用いて日本語用ソフトをインストールしてみよう(Ports についても後述とする). 

といっても,portupgrade が使えればまず問題ない.
というわけで,まずは portupgrade をインストール,設定しよう.

*** ports データを念の為に更新しておく. [#zcca8d0e]

スーパーユーザで

  portsnap fetch   ← データを取ってくる
  portsnap extract ← 今ある ports データを全部消して新しいものを展開する

としておこう. こうすると Ports データが最新のものになる.
ちなみに portsnap extract とするのは通常はこの一回だけで,しかも結構時間がかかる.

*** Portupgrade のインストール [#jc54465a]

portupgrade が使えればもっと楽なのだが(^-^),portupgrade をインストールするにはちょっとおまじないが必要だ.
次のように作業しよう.

  cd /usr/ports/ports-mgmt/portupgrade
  make configure

とすると,オプション選択画面
&ref(./03-20.png);
になるが,これはそのまま OK でよい.

後は,
portupgrade というソフトウェアのインストール「作業」に必要なソフトがないかチェック→あればそれもコンパイル&インストール→さらにそのソフトウェアに必要なソフトがないかチェック→以下同文
という繰り返しを自動的にしてくれる.

これが終了したら,

  make
  make install

とする. すると,インストールして portupgrade を動かすのに必要なソフトがないかチェックしてそれらもインストールしてくれた上で portupgrade がインストールされる.

この作業の流れはよく
make configure → make → make install
と言われる.

しかし,portupgrade をいったんインストールすればこの手間も不要となり,これ以降は portinstall というコマンド一つでこの作業が可能になる.

*** portupgrade の設定 [#s15ac1f2]

portupgrade は Ports の管理作業をかなり自動化してくれる有難いツールだ.
しかし,なにかトラブルがあったときのためにやはりログをとっておこう.

そのために,まずログファイルの置き場を用意する.

  cd /var/log; mkdir ports

次に,portupgrade の設定を書き換えておく. 具体的には,/usr/local/etc/pkgtools.conf ファイルのほぼ最後にある行を

  PORTUPGRADE_ARGS = ENV['PORTUPGRADE'] ||  \
   '-v -L /var/log/ports/%s::%s.log'

などと修正しておこう(portupgrade のマニュアル(man portupgrade でみられる)にいろいろ書いてあるので,それをみて最後の行は好みに応じて変えてもよい).
こうしておけば,これからは portupgrade, portinstall などのログが /var/log/ports 以下に置かれるようになるので少し安心だ.

** Ports を使ってソフトウェアをインストール [#vaddb8ee]

エディタ emacs のうち,日本語を使うのに便利なようにパッチが当たっているバージョンである emcws((emacs21相当だ. emacs23 にすれば,フォントにアンチエイリアスが効くので,がんばってそちらをインストールしてもよい.でも,FreeWnn と繋がるかどうかは知らないぞ.)) を Ports を使ってインストールしよう.
スーパーユーザで,portinstall(これは portupgrade の一部)を使えばよいので,具体的には以下のようにする.

  cd /usr/ports
  portinstall -m 'WITH_FREEWNN=yes' japanese/emacs-emcws  ← 今回用意した日本語変換機能をもつ "FreeWnn" に対応させる.

あとは黙ってみていればインストールまで自動的に済むはずだ.
これが済むと,emacs とすれば通常の emacs が,emcws とすれば FreeWnn を使って日本語が扱える emacs がエディタとして使えるようになる.

** 設定 : ユーザが日本語変換機能を使う設定(一般) [#z791ac4d]

使用するシェルによって設定が異なるので,まあ一般的に二通り書いておこう.
ただし,今の状態では皆は csh 系だ.

- Tcsh (csh 系シェルの代表的なもの)を使う場合は,ユーザのホームディレクトリの .cshrc というファイル(なければ作る)に
 setenv LANG ja_JP.eucJP
 setenv JSERVER localhost
と書いておく.

- Bash (sh 系シェルの代表的なもの)を使う場合は,ユーザのホームディレクトリの .bashrc というファイル(なければ作る)に
 export LANG=ja_JP.eucJP
 export JSERVER=localhost
と書いておく.

この設定に問題が無いか,「ログアウトしないで念の為にチェックしておく」ことを忘れないようにしよう. 
具体的には Alt+F2 などで他の仮想端末に切り替えてログインしてみて,大丈夫か様子を見る. 
大丈夫ならばそちらはログアウトして,Alt+F1 で戻ってくればよい.

* デスクトップ環境が使えるようにしよう [#me476d9a]

** 先週のインストール時にマウスが動かなかったん人はここで動くようにしよう [#bb9feb1d]

PS/2 マウスを使っていて動かなかったという場合は, まずは確認だ.

*** 確認 [#b80ecd83]

以下に記すように,念の為に先週と同じ作業をやってみよう.
なにか作業手続きを間違えていた可能性は常にゼロではないのだ.

*** sysinstall → Configure → Mouse: マウス設定 [#se10e4bd]

スーパーユーザで sysinstall コマンドをうち,Configure を選択後,Mouse を選択する.
すると先週も見た
&ref(../第02回/39.png);
までたどりつくはずだ.
ここで先週はいきなり "Enable" としてマウスが動くかチェックしたが,今回はその前に,以下のように設定を確認しておこう.

*** type: マウスの接続方式の確認 [#r77e2c31]

&ref(./03-07.png);
&ref(./03-08.png);

Type → Auto と選択して,PS/2 通信タイプのマウスであることを明示的に設定しよう.
終わったら戻ってきて,

*** Port: マウスの接続場所の確認 [#r77e2c31]

&ref(./03-09.png);
&ref(./03-10.png);

Port → PS/2 と選択して,マウスの「線」が接続されているのが PS/2 ポートであることを明示的に設定しよう.

そして,この設定は(一応)マシンの起動時に有効になることになっているので,再起動してマウスが動くかどうか,確認してみよう.

*** でもやっぱり動かないけど? [#m2e0f1fc]

となると,起動時に,PS/2 デバイスとしてのマウスをそもそも認識しているか/そのためのカーネルモジュールが読み込まれているか,ということを確認して((スーパーユーザでファイル /var/run/dmesg.boot をみて,"psm0" という文字列が含まれている行の有無をチェックすればよい.))原因を探り,対策を立てていくことになる… のだが,PS/2 マウス用のデバイスドライバが事実上一種類 (psm)しかないので,他のデバイスと取り替えてホニャララ,というわけにはいかない((OS にパッチをあてる羽目になることがある. それでもうまくいかないかも…)).

つまり,ここより先は「労多くして益少なし」という状態なので,ここはさっくり
「教官/TA に言ってマウスを取り替えて貰おう」.

** X サーバの設定 [#m33b05b2]

ほとんどの Unix では X Window system というシステムがグラフィックシステムの任を負う.
ただし,設定はそれなりに(初心者には特に)大変に感じるかもしれない. 丁寧にみていこう.

以下, スーパーユーザ(root)で次の手順で設定を行う.

まず,設定問い合わせを行ってくれるツール,xorgconfig を実行しよう.
すると,
&ref(./03-21.png);
といろいろと説明してくれる. これを読んだら,先へ進もう.
&ref(./03-22.png);
まずはマウスについて聞いてくる.
お勧めは "Auto" だと書いてあるので,素直に従おう.
&ref(./03-23.png);
Unix では伝統的にマウスは3つボタンだ. 
だから,使っているマウスが2つボタンのものだったら,「両方同時押し」で3つ目のボタンの真似をするなどの必要が生じる.
&ref(./03-24.png);
マウスのデバイス名を聞いてくるが,これはデフォルトで問題ないだろう.
&ref(./03-25.png);
キーボードを聞いてくる. 使っているものに一番適合しているものを選択しよう.
日本語キーボードだったらとりあえず Japanese 106 を選んでおけば無難だ.
&ref(./03-26.png);
&ref(./03-27.png);
国を聞いてくる. たぶん,通貨単位や距離単位,数字表記などをあわせてくれるため…だと思う.
とりあえず Japan にしておこう.
&ref(./03-28.png);
キーボード配列にはさらに変種があることがあるので,そうしたことも聞いてくる. とりあえずデフォルトですすもう.
&ref(./03-29.png);
キーボード周りになにか特殊なオプションをつけたいか聞いてくる. 特に無しだ.
&ref(./03-30.png);
次にモニタの設定に入るよ,と言ってくる.
&ref(./03-31.png);
モニタの hsync, つまり水平同期周波数について聞いてくる.
少し古い液晶モニタならば 1024x768@70Hz あたりを,新しめの液晶モニタならば 1280x1024@60Hz あたりを選んでおけば無難だ.
&ref(./03-32.png);
次に vsync, 垂直同期周波数を聞いてくる. よくわからなければ,50-70 にしておこう.
&ref(./03-33.png);
この「モニタ設定値」に名前をつけておこう.
&ref(./03-34.png);
次はグラフィックボードの設定だ. ここが一番大変に感じるだろう.
とはいえ,通常は選択肢から選ぶだけでよいので,実は大丈夫だ.
というわけで,「データベースから選択するよ」ということで "y" と答えよう.
&ref(./03-35.png);
グラフィックカードはどれよ? と聞いてくる. 正しいものを選ぼう(^-^)
で,事前のハードウェア調査が甘く分からない,という人も多いだろう.そういう時は仕方ない. 
とりあえず "Generic VGA" を選んでおこう.
この設定だとヘロヘロな画面になるが,後で調べ直してからまたこの操作をして修正すればよい.
&ref(./03-36.png);
グラフィックボードに載っているメモリ容量を聞いてくる.
これも分からなければしかたない,とりあえず 2048K としておこう(これは結構小さい値で,たぶんボードの真の性能が発揮されないが,安全のために仕方ない)
&ref(./03-37.png);
この「グラフィックボード設定値」に名前をつけておこう.
&ref(./03-38.png);
「こんな設定の組み合わせになりますがどないだ?」と聞いてくる. 
通常は問題ないだろうから,見て問題無さそうなら "OK" の選択肢を選ぼう.
&ref(./03-39.png);
色深度を聞いてくる. 24bit にしたいところだが,グラフィックカードの性能が分からないまま設定した人は 8bit で我慢しておこう.
&ref(./03-40.png);
&ref(./03-41.png);
ということで,設定はとりあえず終了だ.

あとは,ハードウェアをきちんと調査して,設定を直すためにこの作業をもう一度やればよい.
ちなみに,ハードウェアをきちんと調査するには,前回の授業で示した

- 他の OS で調べる
- BIOS をみる
- PC を開けてみる

方法の他に,

- ファイル /var/run/dmesg.boot (起動時のメッセージが保管されている)を読んでみて,VGA 関連の部分を探して知る.

という方法がある. この方法だとうまく行けば,グラフィックボードのメモリ容量もわかったりする.
例えば,とある(古い)マシンで dmesg をみると,次の部分がグラッフィック関連のメッセージで

  agp0: <Intel 82865G (865G GMCH) SVGA controller> port 0xec00-0xec07 mem 0xf0000000-0xf7ff
  ffff,0xffe80000-0xffefffff irq 16 at device 2.0 on pci0
  agp0: detected 32636k stolen memory
  agp0: aperture size is 128M

というあたりがみつかる.
この場合はどうやら 
- Intel 82865 というチップらしい
- メモリは 32636K ほど(メインメモリから)持ってきているらしい

ということがわかる. つまり,(結果論だが)この場合は xorgconfig でグラフィックボード(チップ)としてもっとも近そうな Intel i810 を選択し,グラフィック用メモリの大きさとしては 16384K を選んでおけばよい,ということになる(色深度も 24bit にできる).

** X サーバがうまく動くことの確認 [#h9c2f0b6]

次のコマンドを打ち込んでみよう.

  startx 

すると,設定が妥当(性能の範囲内)ならば,次のような画面になって,X window systemが動いたことが分かる.
&ref(./03-42.png);

なお,この画面になった場合,"login" と表記のある文字端末上で "exit" とすると X が終了し,これまでのコマンドラインに戻ってくる.

** Gnome 環境のインストール [#j5c77eb7]
現在の二大デスクトップ環境である Gnome, KDE のうち,ここでは Gnome を使ってみよう. 
インストールはやはり Packages からが楽なのだが,glib というシステムにとってそこそこ重要なソフトウェアがバージョンアップしたばかりのせいで,Package がうまくインストールできない((要するに,FTP サーバに置いてある gnome2 のバイナリイメージがちょっと古くて,整合しないのだ)).

そこで,時間はかかるが確実にということで,Ports からインストールしよう. 具体的には以下のような手順になる.
スーパーユーザになってから次のいずれかの手順で作業する(事前に必要なもの全て,upgrade が必要になっている).

まず,先にやっておかないとこれからの作業時に「参照したいが入ってない」と文句を言われる((実際には,fusefs-kmod というソフトウェアがこれらのソースを参照したがる))ユーザランドのソースファイルを入れよう.
具体的には,
  sysinstall
で Configure → Distribution とすると
&ref(./03-46.png);
という画面になるので,ここで "src" を選ぶ. すると,さらに細かく指定しろ,として
&ref(./03-47.png);
という画面になるので,ここで
- etc
- include
- lib
- libexec
- bin
- sbin
- share
- sys
- ubin (usr.bin)
- usbin (usr.sbin)

を選択して,あとは戻っていって OK. なお,ファイルをどこから持ってくるかは CD からでもよいし,FTP からでもよいだろう.

その後,事前に必要なソフトウェアを upgrade しておいてから,gnome2 にとりかかる.
具体的には,

  setenv BATCH yes
  portupgrade glib
  portupgrade dbus
  portupgrade dbus-glib
  portupgrade libvolume_id
  portupgrade hal
//
//  portinstall fusefs-kmod
//
  portupgrade pixman
  portupgrade cairo
  portupgrade avahi
  portupgrade avahi-app
  portinstall gnome2

という作業を行う((本当は "portupgrade -a -x 'emacs*'" として emacs 以外の全てを upgrade してしまってから gnome2 をインストールした方がよい.)).
ただし,面倒ならば

  setenv BATCH yes
  portinstall -R gnome2

としても同等のことができると思われるので,こちらでもよいかもしれない(ただし,これは失敗しそうな気配がある)((それに,これぐらい大きなパッケージになるといろいろトラブる可能性があるので,本当はなるべく作業を小分けにしたい.)).

ただし,上のいずれの方法にせよ,相当大量の作業が行われ,時間がかかるので覚悟しておこう.
// 杞憂ではあるがこの作業ログが「あふれる」可能性が心配だ((portupgrade のマニュアルに GNOME の upgrade にログを使う例があるぐらいなのでまず大丈夫だとは思うが))という心配症な人は


** 設定 : ユーザが日本語変換機能を使う設定(デスクトップ用) [#ab2f1124]

- ユーザのホームディレクトリの .xinitrc というファイル(無ければ作る)に
 export XMODIFIERS="@im=kinput2"
 kinput2 -wnn -ccdef ccdef.kinput2.egg &
 exec gnome-session
と書いておく(最後の行は,Gnome を使う為の設定).
- ユーザのホームディレクトリの .Xdefaults というファイル(なければ作る)に
 KTerm*VT100*kanjiMode:euc
と書いておく.

** 確認 [#z53aa425]
普通のユーザとして,
 startx
としてみよう. これまでの設定が正しければ自動的に "X が起動 → Gnome が起動" となり,下のような画面になるはずだ. 

&ref(./03-48.png);

うまく Gnome が起動したら,次のように他の確認もしておこう.
+ アプリケーション → アクセサリ → 端末 として Gnome仮想端末を起動.
+ Gnome端末内で 
 emcws &
として日本語対応 Emacs が起動するのを確認.
+ emcws 内で Ctrl-\ として,日本語モードを起動. 何か日本語を打って変換できることを確認する. 日本語変換を初めて行ったときに辞書を作成するかどうか聞かれるので全て「はい」としておく.
+ Gnome端末内で 
 kterm &
として日本語対応仮想端末が起動するのを確認.
+ kterm 内で Shift+Space として日本語モードが起動できることを確認.
+ Gnome端末内でも kterm 内でもよいので,
 jman man
として日本語マニュアルが読めることを確認.
上の確認事項を全て示すと,次のような画面になる.

&ref(./03-49.png);

* (おまけ) さらなるアカウントの作成 [#n9af080a]
自分のアカウント以外のアカウントを作成し,ログインできるようにしてみる. 具体的には,両隣りあたりの人に希望するアカウント名を尋ね,そのアカウントを自分の管理している PC に作成する.  ただし, この時にそのパスワードはその人自身に入力してもらうこと.

なお,アカウント作成には(内部的にはやっていることは同じだが)見掛け上はいくつかの方法がある. 
- sysinstall → Configure → User management → User とする方法. 次の adduser を呼び出すだけであるのだが.
- adduser と入力する方法.
- vipw を始めとする様々なコマンドを駆使する方法.
いずれにせよ最終的には最後の方法が使えないと困る場面が出てくるだろうが,最初は二番目のadduser コマンドから慣れるのが良いだろう.

* ここまで出来たら今日の作業は終了 [#o11a58f9]

- Gnome 環境が立ち上がり,この授業用 web( http://www.cas.cmc.osaka-u.ac.jp/~paoon/Lectures/2008-8Semester-AppliedMath8/ )がfirefox で閲覧できることを確認せよ. そして,firefox のブックマークに登録せよ. 
- 両隣りあたりの人のアカウントを作成し,その人にその人のマシンから ssh でログインして貰い,ログインできることを確認せよ.
- furihata というアカウントを作成せよ. このアカウントのパスワードは授業時に口頭で伝える.

* レポート [#n11da9d1]
本日行った作業について furihata あっと cmc.osaka-u.ac.jp にメールで報告せよ.
もちろん各自の

+ 所属(学部,学科)
+ 学籍番号
+ 学年
+ 氏名
+ 日時
+ 肝心のレポート内容(得た知見,作業について気づいたこと等)

を書くのを忘れないように.

* おまけ [#ddb9e57e]
自宅でももちろん同じように FreeBSD を PC にインストールすることができるので試してみたい人もいるだろう. ただその際,余っている PC が無いと出来ないというのでは,なかなか難しい.
しかし,vmware player などの仮想環境を用いると,普段使っている MS Windows 上でこの FreeBSD そのものを使うことが可能になったりする. 意欲のある人は試してみよう.
//&br;&br;
//(MS Windows 上に VMware Player で今回と同じ作業を行って Gnome 環境まで構築した例)&br;
//&ref(./FreeBSDonVmware.png,20%);