授業資料/第02回 の変更点

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* 何を行うか [#vb435051]

OS(FreeBSD 7.0R)のインストール

* OS インストールの準備 [#occ03046]

** ハードウェア構成の把握および適切な構成への変更 [#j53f9193]

インストールの際にトラブルが生じたときに,何が悪いのか原因を把握する必要がある. この時,そもそもハードウェアが何かわかっていないとどうしようもないことが多いため,できれば事前にハードウェア構成を把握しておきたい. 
その方法を挙げておく.

- OS を動かして調べる.
え? と思うかもしれないが,MS windows がプリインストールされていることも多いので,意外に有効な手段である.
また,CD-boot/USB-boot できる OS を利用するのもよいだろう.
- BIOS をみてみる. 完全ではないが,よい情報源だ.
- PC を開けてみる. これも良い方法だ. というか,これが最終手段であることも多い.

** インストール向けに BIOS を設定 [#y4161c41]

例えば CD から起動およびインストールを行う際,CD から起動できるように設定できていないと意味がない.
とりあえずインストールに用いる起動媒体が起動時に最優先になるように設定しよう.

** OS そのものの取得 [#bdac7761]

OS の入手方法は様々だ. 
この授業で用いる FreeBSD の入手方法は様々であるので,自分の環境に適した方法で入手しよう.

*** FreeBSD 7.0R ISO イメージの取得 [#p9e68f38]

世界中に用意されている FTP サイトのどこからでもよいので取ってくる.
ただし,ネットワーク的に「近い」方が早いし,ネットワークに負荷をかけずに済むので,そうしたほうがよい.

- イメージを取得する FTP サイトの選定

http://mirrorlist.freebsd.org/FBSDsites.php にアクセスすると,様々な目的に応じて適切なサイトをリストアップしてくれる. これでまず候補を絞る.

すると,今回は ftp.jp.freebsd.org,  ftp1.jp.freebsd.org, ... ftp9.jp.freebsd.org の計10のサイトを紹介された. この中でネットワーク的に近いのはいずれか,授業を行う部屋のマシンで traceroute コマンドで調べてみると次のような感じになる.

| ftp?.jp.freebsd.org | 本名 | hop数(これが少ないほど近い) | 備考 |h
| | ftp.jpix.ad.jp | 9 | |
| 1 | (無印と同じ) |  |  |
| 2 | freebsd.ftp.iij.ad.jp | 13 | |
| 3 | ftp1.mex.ad.jp | 9 | |
| 4 | (3 と同じ) |  |  |
| 5 | dmz02.cc.uec.ac.jp | 8 | |
| 6 | (3 と同じ) |  |  |
| 7 | (3 と同じ) |  |  |
| 8 | (3 と同じ) |  |  |
| 9 | (無印と同じ) |  |  |

以前は阪大内にも公式ミラーがあった(ftp4 あたり)のだが,どうやら止めたか公式を降りたか,というあたりのようだ. これをみて適切にミラーを選択して((実際にファイルをダウンロードしてみると,ftp.jp.freebsd.org が一番早いようだ)) ISO イメージを取ってくる.

- FTP で取ってくる.

近年の Web browser だと ftp でもアクセスできるので,http://mirrorlist.freebsd.org/FBSDsites.php 経由でアクセスするだけで問題ない.

*** 取得したイメージをインストールできるように物理媒体にうつす [#ea308632]

この場合は CD-R に焼く,ということになる.
まあこうした物理媒体の流行り廃りは早いので,いずれこれも USB メモリを使う方法などに移行していくのだろう((今でも可能だが,まだデフォルト扱いではない)).

&color(blue){今回はこの CD-R は教官が用意しておく.};

* CD-R からのインストール [#v671dfa0]

/usr/sbin/sysinstall でやり直せるので,分からなかったら後回しにもできる部分もある.
失敗したって,まあ最初からやり直せばよいので,恐れずに,かつ慎重に,チャレンジしよう.

** 「事前に」インストールメニューの操作方法を [#g57f0bd4]

先にインストールメニュー(実は sysinstall というアプリケーションだ)の操作方法を書いておく.
基本的には,
- 移動: カーソルキー(矢印のついている奴だな) または Tab キーで.
- 選択: Space キーで.
- 決定: Space キー または Enter キーで.

という操作方法だ. 

「今 どこが選択されているか」に注目して操作しないとよく間違える.
で,ちょっと戻ってやり直しという親切設計ではないので(要するに,ミスったら下手すると最初からやり直し),慎重に操作しよう.

あと,&color(red){メッセージは英語で書かれているが,重要なのできちんと読むこと!!};

** インストール開始 [#d1bf83cb]

さて,インストール作業を行ってみよう.
まずはマシンの電源を入れ,CD-R を入れる.

そして,念の為にマシンを再起動しよう((リセットボタンを押すか,電源ボタンを長押しして電源をいったん切り,それから電源を入れる)).

** Country Selection: インストーラの国別対応選択 [#gdc6e89a]

&ref(03.png); 
最初に選択を迫られるのがこれだ. 本来は,ここで選んだ国に応じてメニューがその国の言語に切り替わるようにというoptionなのだが,とりあえず日本語にはここでは対応していない. でもまあ,キーボードでメニューを上下させ,Japan を選ぼう.

** System Console Keymap: 今使っているキーボードの選択 [#q3484c65]

&ref(04.png);
今使っているキーボードの選択. 
実際に繋がっているキーボード相当のものを選ぶ. これを間違えると操作で困ること多し.
教室の PC ではたぶん Japanese106 が適切だろう.

** Sysinstall: インストールの本当のスタート [#j9ab5c4d]

&ref(06.png);
インストール画面の実質的な「開始点」である.
ここで最後にまた戻ってくる.

カーソルキーで選択を "Standard" にあわせてから,Tab で下の [Select] に飛び,Enter キーで進もう((ここより後はこんなに親切には書かないよ)).

** fdisk: ハードディスクの各 OS への割り当てを決める [#ae16f105]

&ref(07.png);
ハードディスクの各 OS への割り当てを決める fdisk の開始だ.
ここでは fisk の操作方法がおおざっぱに事前に示されているので読んでおこう.

時おり,使い方や警告を表示するこうした画面が出るが,&color(red){「飛ばさずにきちんと読まないとひどい目にあうことがあるので,絶対に読むこと」};.

&ref(08.png);
fdisk の実際の画面だ. たぶん先輩が使ったままだろうから,それをまず消して("Delete Slice"),まっさらにしよう.
それから,ハードディスクの容量を 100% FreeBSD に振り分けることにしよう("Use Entire Disk"). 
そうすると,最初と最後の特殊な部分を除いて全部が FreeBSD 用に割り当てられる(図だと二番目の部分). 
あと,この領域から FreeBSD が起動できるように,そこを選んで Bootable にしよう("Set Bootable").
すると Flags に "A" がつくはずなので確認しておこう.

ここまでうまくいったら,"Finish" する.

** Boot Manager: ブートマネージャの選択 [#s9cebea1]

&ref(09.png);
OS を起動させるための小さな小さなソフトウェアであるブートマネージャの選択だ. 他の OS と共存したいというような場合はいろいろ大変なのだが,今回は FreeBSD しか入れないので簡単で,"BootMgr" を選んでおけば間違いない.

** Disk Label: FreeBSD用に割り当てたハードディスクの使い方を決める [#a407a4aa]

&ref(10.png);
先に FreeBSD に割り当てたハードディスクの中身をどう使うかを決める(この作業を「パーティションを切る」という). 
どういう性格のマシンにするかに応じて細かく変えるとよかったりするので実は結構面倒な作業なのだが,このメッセージを読むと嬉しいことが書いてある.

&ref(11.png);
↑設定前 ↓設定後の例
&ref(12.png);
というわけで,先のメッセージにしたがって "Auto Defaults" & "Finish" でよい.

ただし,実際のサーバ構築の場合はきちんと考えて決めた方がよい. 
そのために,各パーティションの役割,性質を書いておこう.

| partition | 役割,性質 | 推奨サイズ |h
| / | ルートパーティション. OS そのものなど,起動に絶対必要なソフトが置かれる. | あまり大きく取る必要はないので,デフォルト推奨値で問題ないだろう. |
| swap | スワップ. OS がメモリの一部を置いたり,あれこれ使う. | メモリの 2倍程度とは良く言われる. |
| /var | 主に自動的に作られるファイルで電源を切った時消えては困るモノが置かれる.各種記録ファイルや,メール関連というところか. | サーバ系はここが小さいと困るので,できるだけ大きく取りたい. |
| /tmp | 主に自動的に作られるファイルで電源を切った時消えてもよいモノが置かれる.作業ファイルとか. | こいつの見積もりは難しい. 動かすソフト次第だな… |
| /usr | プログラムやライブラリ等々が置かれる. /home を別個に作らない場合は,ユーザのファイルもここにおかれる. | ハードディスクの容量はほとんどこいつ用にしておくとよい. |
| /home | ユーザのファイル. | サーバの性質や,ユーザの使い方次第だねえ |

** Choose Distribution: インストールする内容の選択 [#x47d0fd5]

&ref(15.png);
どういうタイプの内容をインストールするかという選択.
今回は開発環境などもフルでインストールされる "X-Kern-Developer" を選択しておこう(他を選ぶとファイルが足りなかったりして,後々苦労するのだ). 

*** Ports Collection: (オプション) Ports を今インストールするか? [#dced3da1]

&ref(14.png);
ついでに Ports collection をインストールするか? という選択.
Ports collection とは,様々なアプリケーションを半自動でインストールできるとても便利な仕組みなので,これを使わない手はない((ネットワークに繋がっていないと使えないが)).
"Yes" を選択しよう.

この後,先の "Choose Distribution" に画面が戻るので,そこで確かに "X-Kern-Developer" が選択されていることを確認して [ OK ] を押そう.

** Choose Installtion Media: インストールするファイルをどこから持ってくるか [#n7ea0148]

&ref(16.png);
今回はインストールに CD を使っていて,そこに必要なファイルは入っているので "1 CD/DVD" を選択しよう.

** Warning(Last Chance): ハードディスクへの実際の更新前の警告 [#feb44e70]

&ref(17.png);
最後の警告だ. 臆せず進もう.

** File Install: ファイルインストール作業 [#g7671dd3]

&ref(18.png);
ファイルを展開してハードディスクへ書き込む作業が行われる.
CD drive やマシンの速度が問われる場面だ(^-^)
まあ,5〜30分ぐらいで終わるだろう. 終わると,
&ref(19.png);
と知らせてくれる.

** Network: ネットワーク周りの設定を今行うか [#s463a3d9]

&ref(20.png);
ネットワークの設定を今行うか? という質問だ.
ネットワークについては説明の時間を取りたいので,この作業は次回以降とする(こうした設定は後からやり直しが可能だ).
つまり,"No" を選ぼう.

** Console: GUI を「使わない」時用の設定 [#g4fbf261]

&ref(31.png);
コンソール画面,つまり,文字端末接続の時の設定を行うかの選択だ.
とりあえず "No" でよい.

** Time Zone: 時間帯設定 [#wccc99fa]

&ref(32.png);
Time zone の設定だ. これはやっておいた方がよい. "Yes" として,

&ref(33.png);
PC の時計をグリニッチ標準時にあわせるか? という選択.
日本の場合は現地時間にあわせた方がなにかと無難なので,"No" を選んでおく.

&ref(34.png);
&ref(35.png);
そして実際に Time zone を選択することになるので,"Asia" → "Japan" として選択.
&ref(36.png);
Time zone "JST" が選択されるならばよい.

** Linux binary: Linux コンパチライブラリをインストールをするか [#a28e595d]

&ref(37.png);
Linux でしか動かないソフトなどを動かすためのライブラリをインストールするかという選択.
まあすぐに必要なものでもないので,"No" でよい.

** PS2: Mouse の接続方法 [#nd034cf0]

&ref(38.png);
マウスの接続方法が "not USB か?" という質問だ. マウスをたどってみてみよう.
「USB でない」ならば "Yes", USB ならば "No" を選ぼう.

&ref(39.png);
次にこの画面になるので,"Enable" (マウスを有効にする) を選択しよう. すると
&ref(40.png);
となり,本当にマウスが使えるか教えろ,と言ってくるのでマウスを動かしてカーソルが動くならば "Yes" を,動かないならば "No" を選ぼう(動かない場合はちょっと悲しいが,また後で設定をいじれるのでとりあえず先へ進もう).

** Package: (コンパイル済みの)アプリケーションをインストールするか [#if74210c]

&ref(41.png);
Package とはコンパイル済みのアプリケーションを簡単にインストールできる仕組みである((実はこの説明は正確じゃないが,今回はこう書いておく)).
便利で良いのだが,このインストールを始めると時間がかなりかかるので今回はやめておこう.
つまり "No" を選択.

** Accounts: ユーザアカウントの作成 [#n75d41d6]

&ref(42.png);
読むと分かるが,root 以外に少なくとも一人分はアカウントを別に作ることが推奨される.
その勧めに従って,ここで通常のアカウントを一人作っておこう. つまりまずは "Yes" とする. すると
&ref(43.png);
の画面になるが,ここで "User" を選べばよい. すると

&ref(44.png);
というアカウント作成画面になる.
詳しい人はこれを自由にいじればよいが,よく分からないという人は,次のように設定しよう.

| 項目 | 説明 | 推奨値 |h
| Login ID | アカウント名 | アルファベット小文字のみで構成((スペースとか入れるなよ!)) |
| UID | ユーザID. アカウントの「本名」とでもいうか. | よく分からない人はそのままにしておけ |
| Group | アカウントの真に属するグループ名. | わからない人はそのまま(空白)にしておけ |
| Password | パスワード | きちんと設定せよ. ただし「忘れるな」 |
| Full Name | アカウントの説明文 | まあ,氏名を入れておけばよいか |
| Member groups | 他に属するグループ | とりあえず wheel, operator としておけ |
| Home directory | ホームディレクトリ | よく分からない人はそのままにしておけ |
| Login shell | ログイン時のシェル | とりあえず /bin/tcsh に直しておけ |

** Root password: ルート(管理者)のパスワード [#n4140b9a]

&ref(46.png);
システム管理者である "root" のパスワードを設定しろ,と言ってくる.
&ref(47.png);
そこで,システム管理者用のパスワードを考えてここで入力する.
&color(red){このパスワードを忘れると後で何もできなくなるので,絶対に忘れたりしないように!((実はなんとかできなくもないが,危険なので教えない))};

** Additional Configuration: もうちょい設定するか [#rc12b0ef]

&ref(48.png);
一通り終わったが,もうちょっといろいろ設定するか? という選択. 
"No" でよい.

** Sysinstall: インストールが一通り終わったので [#n0e5d1df]

&ref(49.png);
インストールが一通り終わったので,最初のスタート画面に戻ってくる.
ここで 下にある "Exit Install" を選択して,インストールを終えよう. 

すると
&ref(50.png);
と親切にも注意書がでるので,それに従って CD-R を取り出すことを忘れないようにしよう.

** インストール後初めての起動 [#k20333aa]

うまくいっていれば,
&ref(51.png);
のように "login 待ち" 画面になるはずだ. おめでとう.

* レポート [#p5c04e8a]

ここまでうまくいったら,(携帯からで良いので)とりあえず furihata あっと cmc.osaka-u.ac.jp 宛に報告メールを出しておこう.
この時メールに書くべきものは,

+ 所属(学部,学科)
+ 学籍番号
+ 学年
+ 自分の氏名
+ 日時(実は重要)
+ インストール時に気づいたこと等

である. 少なくとも 1〜4 は絶対に書かないといけない.