授業資料/第03回 の変更点

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* インストール/設定の続き [#pa0620fe]
FreeBSD ではいったん最低限の基本機能をインストールしてしまえば,後はほとんどの作業は
+ スーパーユーザになって
+ /usr/sbin/sysinstall を起動して  Configure → (希望の項目) → (さらに細かく) と選んでから適切に選択していけば
できるようになっている.

** ネットワークの設定 [#i4db58f9]

各々の PC の番号を &ref(./PC-number.png,50%); として,この計算機室では以下のように設定すればよい. 内容の説明は後述.

 sysinstall  → Configure → Networking → Interfaces
として,

- IPv6 は使用しないでよい.
- DHCP は使用しない.

|  項目 |  設定値 | 備考 |h
| Hostname | q&color(red){PCの番号}; | アルファベットの "q" を番号の前につけるだけ.ただし,一桁の場合は 0 がついているので注意.   例えば,PC の番号が 08 の場合,q08 である. |
| Domain | cl.math.sci.osaka-u.ac.jp | この部屋の中にいる限り間違えてもまあ害は少ないが… |
| Gateway | 192.168.125.1 ||
| Name server | 192.168.125.14 ||
| IP Address | 192.168.125.&color(red){PC番号+90}; | 例えば PC の番号が 14 ならば 192.168.125.104 となる |
| Netmask | 255.255.255.0 ||
| Extra option | (空白のままでよい) ||


*** ネットワークが繋がるかチェック [#m128ff8e]

コマンドラインで
 nslookup www.osaka-u.ac.jp
として正しい応答(133.1.8.18)があればネットワークはきちんと繋がっている.

*** /etc/rc.conf を綺麗に [#k411cf85]

これまでに sysinstall を何回か使っていると,/etc/rc.conf が「汚く」なっていることがある. 具体的には,同じ設定が何回も書かれていたり,矛盾する内容が書かれていたりする.(rc.conf は下の方に書いてある設定が優先されるので見た目で矛盾していても理論的には問題ない)

設定ファイルが汚いままだと人間様が混乱することがあるので,ここらでいったん綺麗にしておこう. 具体的には,スーパーユーザ権限で /etc/rc.conf をエディタで編集する,ということになる.


** 日本語関係のツール [#s8c205be]
日本語にあわせて作られた/調整されたソフトウェアがこまごまとあり,これらを使うと何かと快適である.

*** インストール [#p76fe870]
これらは Package で入れるのが楽でよいだろう.ただし,正規配布されている CD 2枚組みには入っていない(容量の問題かと思われる)ので,ネットワークから持ってきてインストールしてみよう.(一度にアクセスすると多少迷惑をかけることになるが,幸い? 各人の作業進行状況にバラツキがあるのでまあ許容範囲だろう)

 sysinstall  → Configure → Packages → FTP → Japan
として,そこに挙がっている ftp サイトのうち,阪大になるべく近そうなものを選ぶ.ネットワーク的な距離は,traceroute コマンドで
  traceroute ftp.jp.freebsd.org
などとすると見ることができる.ざっとやってみると以下のような感じになるので,
| ftp?.jp.freebsd.org | hop 数 | 備考 |h
| 1 | 10 ||
| 2 | 12 ||
| 3 | 9 ||
| 4 | (3と同じサーバ?) ||
| 5 | 9 ||
| 6 | 10 ||
| 7 | (6と同じサーバ?) ||
| 8 | (3と同じサーバ?) ||
| 9 | (1と同じサーバ?) ||
ftp3, ftp4, ftp8 あたりが良さそうに見える.(阪大内にも基礎工などにミラーサーバがあるようだが,公的サーバにつなぐ練習も兼ねよう)

そのあと,japanese カテゴリの中から次のものを選べばまあよろしかろう.

- ja-FreeWnn-server (日本語変換サーバ機能)
- ja-emcws-21 (エディタ Emacs を日本語で使いやすいように対応させたもの)
- ja-firefox
- ja-ipa-ttfonts (綺麗な日本語フォント)
- ja-kinput2-canna+freewnn (日本語変換機能を X window system で使う)
- ja-kterm (日本語が使えるターミナル)
- ja-less (日本語が使える less)
- ja-man (日本語マニュアルコマンド)
- ja-man-doc (日本語マニュアル)
- ja-nkf (漢字コード変換コマンド)

*** 設定 : OS に日本語変換機能を付け加える(jserver) [#kc894539]
/etc/rc.conf に 
  wnn_enable="YES"
という一行を加えてから再起動しておく.

*** 設定 : ユーザが日本語変換機能を使う設定(一般) [#qbb9c7e5]
使用するシェルによって設定が異なるので,まあ一般的に二通り書いておくと,

- Bash (sh 系シェルの代表的なもの)を使う場合は,ユーザのホームディレクトリの .bashrc というファイル(なければ作る)に
 export LANG=ja_JP.eucJP
 export JSERVER=localhost
と書いておく.
- Tcsh (csh 系シェルの代表的なもの)を使う場合は,ユーザのホームディレクトリの .cshrc というファイル(なければ作る)に
 setenv LANG ja_JP.eucJP
 setenv JSERVER localhost
と書いておく.

この設定に問題が無いか,「ログアウトしないで念の為にチェックしておく」ことを忘れないようにしよう. 具体的には Alt+F2 などで他の仮想端末に切り替えてログインしてみて,大丈夫か様子を見る. 大丈夫ならばそちらはログアウトして,Alt+F1 で戻ってくればよい.

*** 設定 : ユーザが日本語変換機能を使う設定(デスクトップ用) [#pf77972f]

- ユーザのホームディレクトリの .xinitrc というファイル(無ければ作る)に
 export XMODIFIERS="@im=kinput2"
 kinput2 -wnn -ccdef ccdef.kinput2.egg &
 exec gnome-session
と書いておく(最後の行は,Gnome を使う為の設定. Gnome 自身のインストールはこの後に書いてあるので,順番としては逆になる).
- ユーザのホームディレクトリの .Xdefaults というファイル(なければ作る)に
 KTerm*VT100*kanjiMode:euc
と書いておく.

** とりあえずデスクトップ環境が使えるように [#j30ae408]
*** X サーバの設定 [#de9e6324]

スーパーユーザ(root)で次の手順で設定を行う.
+ xorgcfg を実行
+ 画面が出るまでちょっと待つ. (ここまでにトラブる場合は xorgcfg -textmode としてテキストメニューでやる)
+ マウスが動くかチェック. 動かない場合は,テンキーを使えと画面右図に表示されているので,それを見ながら 真ん中下あたりの "quit" を押して(後は適当にして) xorgcfg を抜け,マウスが動くように設定をしなおしてから 1 からやり直し.
+ キーボードの設定を行う. 具体的には,左上のキーボードアイコンをクリックして出てくる小さなメニューの "configure keyboard" を選んで,日本語キーボードにあわせて設定を適用 "apply changes" する.
+ モニターのスペック設定を行う. 具体的には,モニターのアイコンからやはり "configure .." を選んで,1024x768 @70Hz あたりを選び,vertical sync range を50-70 としておけばよい.
+ 解像度の設定を行う. 左上の "configure layout" → "configure screen" として中央に出てくる画面アイコンで右クリック → "configure" として 色数は 24bit, 解像度は 1024x768 とすればよいだろう.
+ 最後に真ん中下あたりにある "quit" を押して,あとは設定ファイルにセーブするか聞かれるので両方 OK でよい.

*** マウスが動かなかった場合 [#m555d731]
 sysinstall → Configure → Mouse → 2 Enable
としてみる. やはり「マウスカーソルが出ない」「動かない」という人は次のようにしてトラブルを解消する.
+ /etc/rc.conf を読んでみて,moused_enable = がどうなっているかチェック. "YES" になっていない人は "YES" に直してからスーパーユーザ権限で
 /etc/rc.d/moused start
とし,再度上の sysinstall をチェックする.
+ これでもやはりダメな場合はいさぎよくマウスを替えてしまう方が早い. 教官に言えば他のマウスを用意してもらえる.

*** Gnome 環境のインストール [#eff20155]
現在の二大デスクトップ環境である Gnome, KDE のうち,ここでは Gnome を使ってみよう. インストールはやはり Packages からが楽だろう.  これは正規配布CD に含まれているし,計算機室の教官用サーバにも入っているのでどちらを使ってもインストールできる.

具体的には,スーパーユーザになってから
- 計算機室のサーバを用いる場合
 sysinstall  → Configure → Packages 
 → FTP → "ftp://server/pub/FreeBSD/6.2-RELEASE" 
 → gnome → gnome2-2.16.1_2 を選択
- CD を用いる場合
 sysinstall  → Configure → Packages 
 → CD → gnome → gnome2-2.16.1_2 を選択
とすればよい. 
いずれにせよ多少時間がかかる.

*** 確認 [#u4067653]
普通のユーザとして,
 startx
としてみよう. これまでの設定が正しければ自動的に "X が起動 → Gnome が起動" となり,どこかで見たような画面になるはずだ. そうしたら,次のように他の確認もしておこう.
+ アプリケーション → アクセサリ → Gnome端末 として仮想端末を起動.
+ Gnome端末内で 
 emcws &
として日本語対応 Emacs が起動するのを確認.
+ emcws 内で Ctrl-\ として,日本語モードを起動. 何か日本語を打って変換できることを確認する. 日本語変換を初めて行ったときに辞書を作成するかどうか聞かれるので全て「はい」としておく.
+ Gnome端末内で 
 kterm &
として日本語対応仮想端末が起動するのを確認.
+ kterm 内で Shift+Space として日本語モードが起動できることを確認.
+ Gnome端末内でも kterm 内でもよいので,
 jman man
として日本語マニュアルが読めることを確認.

** さらなるアカウントの作成 [#q3fb7731]
自分のアカウント以外のアカウントを作成し,ログインできるようにしてみる. 具体的には,両隣りあたりの人に希望するアカウント名を尋ね,そのアカウントを自分の管理している PC に作成する.  ただし, この時にそのパスワードはその人自身に入力してもらうこと.

なお,アカウント作成には(内部的にはやっていることは同じだが)見掛け上はいくつかの方法がある. 
- sysinstall → Configure → User management → User とする方法. 次の adduser を呼び出すだけであるのだが.
- adduser と入力する方法.
- vipw を始めとする様々なコマンドを駆使する方法.
いずれにせよ最終的には最後の方法が使えないと困る場面が出てくるだろうが,最初は二番目のadduser コマンドから慣れるのが良いだろう.

* ここまで出来たら今日の作業は終了 [#u32b83a1]

- Gnome 環境が立ち上がり,この授業用web(http://www.cas.cmc.osaka-u.ac.jp/~paoon/Lectures/2007-8Semester-AppliedMath8/)がfirefox で閲覧できることを確認せよ. そして,firefox のブックマークに登録せよ.
- 両隣りあたりの人のアカウントを作成し,その人にその人のマシンから ssh でログインして貰い,ログインできることを確認せよ.
- furihata というアカウントを作成せよ. このアカウントのパスワードは授業時に口頭で伝える.

* レポート [#d3fcae91]
本日行った作業について furihata@cmc.osaka-u.ac.jp にメールで報告せよ.
本日行った作業について furihata あっと cmc.osaka-u.ac.jp にメールで報告せよ.
もちろん各自の「所属,学年,学籍番号,氏名」を書くのを忘れないように.

* おまけ [#s930b6ee]
自宅でももちろん同じように FreeBSD を PC にインストールすることができるので試してみたい人もいるだろう. ただその際,余っている PC が無いと出来ないというのでは,なかなか難しい.
しかし,vmware player などの仮想環境を用いると,普段使っている MS Windows 上でこの FreeBSD そのものを使うことが可能になったりする. 意欲のある人は試してみよう.
&br;&br;
(MS Windows 上に VMware Player で今回と同じ作業を行って Gnome 環境まで構築した例)&br;
&ref(./FreeBSDonVmware.png,20%);