第 12 回 (2004.07.09) -- これまでの復習

最終更新日 … $Date: 2004-07-27 23:41:11+09 $
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これまで駆け足で unix cui 環境について学習してきたが, 「わからなくなってきた」という悲鳴があがる率が高くなってきたので, この辺りで一回総復習を行おう.
よく分からなくなっている個所からじっくりとやり直し,きちんと理解でき るようになるまで実習するのが良い. また,これまでの授業内容が理解できているものはさらなる熟達をめざして実習を行う.
実習にあたっては,教官と TA をこきつかって良い(^-^).

実習

  1. これまでの実習,課題を 「資料無しで」 できるかどうかチャレンジしてみよ.

  2. vi のキー練習を行え. 具体的には,次のようにする.

    準備をする
    この作業は一度だけすればよい.
    具体的には,kterm 中で,

    cd ~
    mkdir vi-k
    cd vi-k
    cp ~k298548f/vi-key/* .


    とすればよい.

    練習を行う
    具体的には,kterm 中で,

    tcsh
    cd ~/vi-k
    ./vi-key


    とすればよい.

    注意 上の vi キー練習の時に tcsh を用いるのは,環境によっては問題がでるので,安全なシェルをかぶせておく, という狙いによる.

  3. e-mail アドレスを管理するコマンドを作ってみよ. 例えば,そのコマンドを ead という名前にしたとする. で,次のような機能が欲しい,ということだ.

    メールアドレスの正引き
    ead -n taro とすると,名前に taro という文字列を含む人の e-mail アドレスが出力される.
    メールアドレスの逆引き
    ead -e taro とすると,e-mail アドレスに taro という文字列を含む人の名前が出力される.
    メールアドレスのデータ追加
    ead -a taro taro@mail.adress.com とすると,名前が taro で e-mail アドレスが taro@mail.adress.com というデータを記憶する. もしくは,
              hogetaro    taro@tarotaro.taro.com
              hanako      hanako@hanako.hana.co.jp
              
    という感じのデータを標準入力として受取り,データとして記憶する, でも良いだろう.
    メールアドレスのデータ削除
    ead -d taro taro@mail.adress.com とすると,名前が taro で e-mail アドレスが taro@mail.adress.com というデータを削除する.

レポート課題

以下に示された課題について

AppliedMath-Report-12

という題名をつけて e-mail にて教官宛にレポートとして提出せよ(教官のメールアドレスは授業中に口頭で伝える).
なお,レポートを e-mail の代わりに TeX で作成した書面にて提出してもよい.

課題内容

  1. 自分が阪大教育用計算機システムの上でどれだけファイルをため込んでいるか, どのディレクトリがもっとも容量を食っているのか, 等を分かりやすく示すコマンドを作ってみよ.

  2. 指定したファイルを 「書き換え可能なパーミッションにしてから euc 漢字コードに変換する」 という機能を持つコマンドをを作ってみよ.

  3. TeX ソースファイルの名前を与えると, 「コンパイルしてエラーがなければそのまま印刷する」 という機能を持つコマンドを作成してみよ.
    (ヒント) platex --help として,interaction mode の辺りの batchmode を調べてみよ.
    …と書いたが,nonstopmode の方が使いやすいかもしれない. そちらも調べてみて,使いやすい方でコマンドを作成せよ.

  4. TeX ソースファイルを HTML ファイルとして書き換えるコマンドを作成してみよ. ただし,TeX の全ての機能を,というととんでもないことになるので, \section, \itemize ぐらいだけしか使ってないとしてよい.

  5. HTML ファイルをTeX ソースファイルとして書き換えるコマンドを作成してみよ. ただし,HTML の全ての機能を,というととんでもないことになるので, <h1>, <h2>,.. <ul>, <ol> ぐらいしか使っていないものとして良い.