第 1 回 (2002.04.16) -- ログイン,授業用 web へのアクセス
最終更新日 …
$Date: 2002-06-16 17:13:26+09 $
ログイン
ログイン,ログアウト,アカウント,パスワードとは何か および その手続きと注意点を学ぶ.
ログイン,ログアウト,アカウント,パスワードとは何か
ログインとはコンピュータシステムにそのユーザとしてアクセスすることをいい,
ログアウトとはシステムとのアクセスを切断することである.
アクセスを切断するまでは繋がったままである.
システムのユーザとしての個々の名称を「アカウント」とか「ユーザネーム」
などとよぶ.
また,そのユーザであることを証明するための秘密の合言葉が「パスワード」
である.
ログインの際には,「アカウント」と「パスワード」とを入力するよう要請される.
クラス懇談会でアカウントおよびパスワードについて必要な書類を渡されているはずなので,それをもとに授業を進める.
手続き
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ログイン
「利用の手引き」の「ログイン操作」(p.6) を参照してログインする.
キーボードやマウスにほとんど慣れていないという者はゆっくりと確実に操作して少しでも早く慣れるようにする.
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ログアウト
「利用の手引き」の「ログアウト操作」(p.6) を参照してログアウトする.
確実にログアウトできるように,この手続きだけは暗記すること.
その理由や注意については後述.
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パスワードの変更
ログインした後,「利用の手引き」の「パスワード変更」(p.8) を参照してパスワードを変更する.
パスワードの変更手続きが有効になるのには 15分程かかるので,新パスワードの有効性の確認にはしばらく時間をおくこと(あわててログアウトしないこと).
実習
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電源,カーソル,マウス,キーボード等について解説.
利用の手引 p.4-5 か web 版の
基本操作
を参照.
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ログイン
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ログアウト
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再 ログイン
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パスワードの変更 … しばらくそのままで次の実習(web について)に移る.
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ログアウト
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再 ログインして,新パスワードの確認.
注意点
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教育用計算機システムのようにマルチユーザシステムで最も警戒すべきは
「他人が自ユーザになりすまされないように」ということであり,その
ために
パスワードは絶対にばれないようにする必要がある.
よって,パスワードを紙等に「メモ」することは絶対にしてはならない.
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「ショルダーハッキング」と言って,パスワードを入力する人の肩越しにモニタやキーボードを盗み見て他人のパスワードを入手する方法がある.
そうされないように,ログインの際には周囲の視線に注意.
また,ショルダーハックしていると誤解されないように,他人がログイ
ンする時やパスワードを変更している際は,
「明示的に顔や体を他の方向に向ける」
のがマナーである.
他人がログインしようとしている時に顔をそむける等の配慮をしないと,
黙ってぶん殴られても文句を言えないので注意すること.
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ログインしたまま席を離れると,他人がその席に座ってパスワードを変更したり,
貴方宛のメールを読んだり,貴方の名前でメールを送ったり,貴方のデータを改竄,
消去したりと他にも様々な不正行為が可能となる.
特に証拠がなければそれは貴方がやったこととして扱われる.
そのため,ログインしたまま席を離れることはしてはならない.
こまめにログアウトするように.
逆に,他人が席を離れたからといってそうした行為をすることの無いように.
こうした行為は「不正行為」として教育用計算機システムの規約で認定されており,
発覚した場合は厳正に処罰される.
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ログアウト時にディスプレイの電源を切るように,とあるのを間違えてコンピュータ自身の電源を切ったりしないように.
もし間違えて切ってしまった場合は 教官,TA もしくは SA に相談すること.
web へのアクセス
web へのアクセス方法を学び,授業用 web にアクセスして授業概要について知る.
web とは何か
web, 正確には world wide web (www) とは 1990年 11月に生まれた,
ネットワーク状のアクセス可能な情報網のことをいい,
その技術的な要素は w3c (World Wide Web Consortium) という団体によって管理されている.
現在では非常に多くの情報が web 上にあり,この有効な活用は知的生活においては必須行為といえるだろう.
web へのアクセスの手続き
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web の閲覧
Netscape Communicator というアプリケーション(ソフトウェア)を起動し,
上部にある URL(Uniform Resource Locator)を入力する欄に閲覧したい
情報の「アクセス方法」と「場所」を入力することで閲覧できる.
この際,アクセス方法はたいていは http (Hyper Text Transfer Protocol) である.
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URL のメモ
URL を覚えておくのは困難であるため,それを補助するために
Netscape Communicator には bookmark とよばれる URL をメモしておく機能がついている.
メモしておきたい web にアクセスしている状態で
bookmark のメニューを開け,登録すればよい.
この情報を呼び出すには,bookmark のメニューを開け,該当する項目をマウスで選択することで可能になる.
授業用 web へのアクセス
授業用のレジュメは常に
情報活用基礎レジュメ
http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~paoon/Lectures/2002-1Semester-InformationLiteracy
に掲載されている.
実習
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Netscape を起動する.
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http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~paoon/Lectures/2002-1Semester-InformationLiteracy
を入力してこの授業用 web にアクセスする.
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アクセスに成功したら,このアドレスを bookmark に記録する.
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Netscape を一旦やめ,もう一度起動してこのアドレスに bookmark
経由でアクセスできることを確かめる.
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http://www.ecs.cmc.osaka-u.ac.jp/tebiki/node47.html#ch:WWW
にアクセスして,今までの解説と比べてみる.
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上記解説等に従い,「戻る」「進む」ボタンや,Netscape 自身の大きさ変更等,様々な機能を試してみる.
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この辺りで一旦ログアウトし,新しいパスワードでログインできることを確かめる.
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再び Netscape を立ち上げ,
教育用計算機システムを利用するときの注意事項
を読む.
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余裕のある者は,次の web を見てみるのもよい.
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さらに余裕のある者は,Netscape の進化版ともいうべき web ビューアーである Mozilla を使ってみるとよい.
この Mozilla は web の規格に厳密に沿って動作するので,Netscape や
InternetExplorer(windows 上) などよりも安心して使える.
設定をいじればメニュー等も全て日本語化できる.
# 例えば,mozilla のテーマを変えたいというときは,
[View] → [Apply Theme] → [Get New Themes]
とすればいろいろなテーマを入手できるはずだ.
他の web にもいろいろなテーマが世の中にはあるはずだ.
探してみるとよい.
注意点
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web の世界は広く,あまり感心できない内容のものも多く存在する.
教育用計算機システムの存在意義を踏まえた上での節度ある利用を心掛けること.
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逆に,コンピュータに関する情報は web でほとんど手に入るので,
知りたいこと,調べたいことがある場合はどんどん使うようにするとよい.
こうした用途に便利な「web の検索」については 第4回あたりで学習する予定であるが,
興味のある者は各自で調べてみるとよい.